社長ほっとメッセージ

社長ほっとメッセージ 令和6年4月

皆さんこんにちは!今月は映画のお話です。私は映画館の息子として育ちましたので、大の映画好き。特に娯楽映画よりも心に残るような名画が好きです。だから今の邦画では、「ゴジラ」よりも「パーフェクトデイズ」!役所広司主演、2023年カンヌ国際映画祭でみごと男優賞を受賞しました。ドイツの名匠ビム・ベンダースが、東京渋谷区内のトイレを世界的な建築家が改修するプロジェクトに賛同し、清掃員として働く一人の男の物語をつくりました。あらすじは…「トイレ清掃員として働く平山は、淡々と同じ毎日を繰り返しているように見えるが、彼にとって日々は常に新鮮な小さな喜びにあふれている。昔から聞き続けている音楽と休日のたびに買う古本の文庫を読むことがささやかな楽しみであり、小さなフィルムカメラで木々の写真をとることも好きだ。そんなある日、思いがけない再会を果たしたことをきっかけに、彼の過去に少しずつ光が当たっていく」いやー面白かったです!役所の周りの人々を見るまなざしの優しさ。脇を固める石川さゆりや三浦友和もいい味出しています。裕福な暮らしを捨て、質素でいて小さな喜びにあふれた平山の日常は、人生の断捨離によって手に入れたもののように感じました。ラストシーン、車を運転しながら表情で人生を表す役所広司の演技が圧巻!名画です。

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