皆さんこんにちは!
先月に続き映画のお話です。
私は創業者から数えて3代目になります。祖父が昭和27年に福岡県大牟田市に小さな映画館をつくったのが事業の始まりでした。
ですから私は中学生の時から数多くの映画を見て育ちました。最近コロナ禍で映画を見る機会が増えました。
映画館はパチンコ店と同じく、換気が大変しっかりしている施設だからです。また現在57歳の私は夫婦50割(夫婦どちらかが50歳を越えていると一人1200円になる)が使えてお得なのです。
昨日、米アカデミー賞候補の「ノマドランド」を観ました。ノマドとは遊牧民のことで、車上生活を送りながら移動先で働く人々を描いています。
主人公の女性ファーンは伴侶に先立たれた高齢者。企業の破綻と共に家をなくし、キャンピングカーに亡き夫との思い出を詰め込んで現代のノマドとして季節労働の現場を渡り歩きます。
彼女のことを好きだという男性との出合いや一緒に住もうという姉もいますが、自分が一番落ち着く車上での暮らしを選択します。全編に流れる自然の美しさと行く先々での人との心の触れ合い。人と人を遠ざけるコロナ禍の今だからこそ、心にしみる映画でした。